ブランディング!? について考えてみた

ブランディングについて

私は、約10年間、Web制作の現場でお客様の事業やサービスを外側から理解して、Webにおける媒体物を制作していました。

そして最近、その立場から一転し、自らが事業主となりECサイトを立ち上げ、運用を開始して丁度1ヶ月がたちました。

いままでのお仕事では作る事だった為、携わる部分がサイトオープンまで止まりの事が多く、その先の事も、どこか他人事で考え仕事をしていました。

しかし、立場が代わり自分の事業として捉えた時、まった別の景色が広がっている事に気が付きました。

モノを売ったり、サービスを提供する事、それを継続していく事。

この事は一朝一夜ではできるものではなく、また頭だけで考えてもだめで、まず行動する事が求められている事を肌で感じています。

いまは、とにかく目の前の売上を求めて行動をしているのですが、中々うまくはいかないものですね。

そんな中、起業家向けのセミナーでブランディングについて取り上げているものがあったのでなんとなく参加をしてみた。

セミナー講師のAKINDさん

セミナーの講師さんは「AKIND」さんという、近江商人の三方良し(売りて良し、買い手良し、世間良し!)の考えを元に、神戸を拠点にクライアント企業さんの中に入りお客と一緒に課題解決をしている非常に頼もしい方々でした。
http://akind.jp/

ブランディングって..何?

そもそもブランディングってなんだ?
私はいままで、ブランディングについてちゃんと考えた事がなかったので、とりあえずwiki先生に聞いてみると…

ブランドとは、ある財・サービスを、他の同カテゴリーの財や
サービスと区別するためのあらゆる概念。
当該財サービスと消費者の接触点で接する当該財サービスの
あらゆる角度からの情報と、それらを伝達するメディア特性、消費者の経験
意思思想なども加味され、結果として消費者の中で当該財サービスに対して
出来上がるイメージ総体。

なるほど「他の同カテゴリーのサービスと区別するものであり、消費者から見たサービスに対するイメージ」の事をいうのか!
と少し自分の中で盛り上がりつつ勉強を続けた。

セミナーの中で「ブランディング」は事業戦略の中で、どういう位置にあり、どういう事なのかを教えていただいたので自分なりに図にしてみた。

ブランディングまでの道のり

ふむふむ…
図を見て、ブランディングって成功したらすごい事になるなと、固唾を飲み込みました。

これを自分に当てはめたらどういう風になるかな?っと考えてみた。

ブランディングまでの道のり 自分に当てはめた

キャンペーンやマーケティングは今やっている事だし、想像できたけど、ブランディングってすぐに想像できなかった…
これを見極めて、投資して行動をして行く事って難しい…

そこで、ブランディングの秘訣を引き続きセミナーで勉強。

ブランディングってどうやるの?

ブランディング… そう!
まずは、ブランディングは「戦略」が必要である、どのように市場と差別化を図るか?
具体的には、どのような商品やサービスで他社と差をつけるか?

その戦略より、独自のサービスや商品が生まれ「顧客の体験」へをつながる。

しかし「戦略」だけではだめだと講師の方は語る…

「組織の内と外からブランディングの資産を磨かなければならい」と。

近年の日本企業の傾向では、非常に優秀な方が多く、先にあげた「戦略」と「顧客の体験」は、どうにかして実現できるが、実行する現場の人間が疲弊して、プライドを持てずモチベーションが続かず、うまく長続きしない事があるとの事。

講師さんの話を聞いていて、なるほどと思った。

どこの企業でも現場で実行する人たちは、一番顧客に近い所にいるので非常に大事なのに、企業の中の待遇や扱いはひどく、自分もそれを感じてストレスになった経験を思いだした。

講師のお話を聞いて、ブランド資産を磨く方法は、企業内の「組織文化」を育て、組織の現場の人間のモチベーションを担保しプライドを持って取り組んでもらう事で、企業としての独自性がうまれ、それを見える化して「プロダクト」と合わせて発信していく事で自ずと、サービスの質が上がり、信頼を獲得して顧客がファンへの変わっていき、ブランドというものが確立されてくるのかなと思いました。

ブランディングイメージ

概念的にとらえるとなるほど!っいう事でとても勉強になりました。

しかし、根本はやはりこの事業がやりたいという情熱と持続させてゆく努力が一番大事だという、非常に泥臭い結論にいたりましたが、それでこそ!!!っとおもい日々業務に励んでいきたいと思います。