音楽ライブ 演奏前の小話に引きこまれる

live

ここ一年はよく働いた。。。と感慨深く考えるながら、この労苦は何かに結びつき、人に何らかの影響を与えているのか?
など考えながらも依然として午前様で帰宅っする日々が続いている。
他人と協力して漕ぎ続けていく、仕事という船の中では人間同士の駆け引きが蠢き、なんと泥臭い事でしょう。
そんなもどかしい日々の中、帰宅中に私はアーティストのライブ動画をYoutubeで聞きながら帰ります。
アーティスト達は、我々人間が過ごしている泥臭い日常さえも客観的に物語として、且つ主観的にリスナーに届けてくれるからです。
私はそれに共感するのです。

ライブ動画で共感を得る

そのYoutube上で演奏するアーティストと自分の共感が行われる過程において私はライブ動画を選びます。
なぜなら。
ライブ版では楽曲演奏前にはそのアーティストが楽曲に入りこむ前の準備を行い演奏をはじめる事が多いからなのです。
抽象的であれ、直接的であれ、作者自身がその楽曲の世界に入っていく様を聞く事はとても感じるものがあるからなのです。
話が長くなりましたが、それは私が最近感動した曲前の語り動画を下記に紹介いたします。

イースタンユース - 荒野に針路を取れ

「日本人でも台湾人でも生きてくのは楽じゃねえよな。」
「目の前に広がる景色はいつでも荒野なのであります。」

と2分12秒あたりから、ギターをポロポロと引きながら語りが入り「荒野に針路を取れ」演奏がはじまります。
うまれてきた意味はしるよしもないや…と始まりつつ
吉野寿の「楽曲と歌詞」世界観を楽しむのであります。。

NUBER GIRL - 透明少女

「渋谷歌川町、土曜の深夜2時にほっつきあるく女の子がおったよ。」
「まっ赤かの髪してさ、おれは思うにあの子は透明少女。」

といった瞬間には放たれる連続したギターリフと向井秀徳の強烈な世界感に一気に引き込まれる。。

サンボマスター – できっこないをやらなくちゃ

「俺たちはやれねーとかそんなこと言われてる時もある。
俺たちは今、こんなにめちゃめちゃに打ちのめさせたらお前ら何にも出来ないと思われてる。
毎日こんな悲しいニュース流れてるんだから何にも出来ないと思われてる、だけど俺は何かやれると思ってる。
君たちもホントは出来ると思ってる、何かやれると思ってる。
日本中がホントはそう思ってる、やるんだよ!やるんだよ!!できっこないをやらなくちゃ!!」

震災直後の2011年の4月や5月に、東日本大震災のチャリティーコンサートで、サンボマスターが楽曲「できっこないを やらなくちゃ」を演奏する前に語ったもの。
福島県出身の「山口 隆」が伝えたい事がダイレクトに伝わる。